インプラント治療のための
機器・設備
アップル歯科では、治療の安全性や精度を向上させるために、設備・機器の充実にもこだわっています。インプラント治療に必要な設備を整備することは、不要なトラブルを防ぐことにもつながります。
歯科用X線CT診断装置
インプラント治療を行うにあたって、必要不可欠な装置が歯科用CTです。歯科用CTは高価な為、取り入れていない医院もありますが、事前の診察が不十分なままインプラント治療を進めてしまうと、それがトラブルの元となることも少なくありません。
当院が採用しているCT診断装置は、これ一台でレントゲン・パノラマレントゲン・CTの撮影が可能である他、通常の歯科用CTよりもX線放射線量低減、X線撮影時間も0.5秒と短縮しているため、患者様への被ばく量も大幅に減っています。
歯科用顕微鏡
インプラント手術だけでなく、根幹治療など、精密さを求められる治療に使われるのが歯科用顕微鏡です。
当院が採用するマイクロスコープは他の医療用マイクロスコープと比較すると、軽くコンパクトなのが特徴で、レンズも明るくクリアに見えますので、治療を施す患部が良く見えます。ローテションリングが標準で装備されており、術者が姿勢を傾けることなく施術できるため、長時間に渡る手術でも疲れにくいというメリットがあります。
光機能化
インプラント保管庫
インプラントを保管するための機器です。
インプラント治療で一番重要である人工歯根部分は、多くのメーカーがチタンで作っています。チタンという金属は、時間の経過と共に表面が劣化してしまい、特徴である生体親和性が低下し、顎の骨と結合しづらくなってしまいます。
光機能化とは、特定波長をもつ複数の紫外線を一定時間チタンに照射することで、劣化したインプラントの表面を製造直後のような状態に戻します。これにより骨とインプラントががより早くしっかりと結合するため(オッセオインテグレーション)、それまでと比較しインプラントがしっかりと安定しやすいといえます。
超音波ボーン
サージェリー
顎の骨を切ったり削ったりする機械で、インプラントを始めとする口腔外科手術で使います。当院で採用している機器は、手に馴染むデザインにしており、患部を照らし出すためのライトを搭載しています。術者にとって見やすく使いやすい器具は、手術を受ける患者様にとっても良いものです。
また、超音波によって鋭い切れ味を実現しているため骨を滑らかに整えられます。さらに低侵襲を追求することで、より痛みが少なく腫れを抑えた手術ができるようになっています。
インプラント用
エンジン
インプラントを埋入する手術で、人工歯根を埋める為の穴を開けたり、インプラント体を埋め込んだりするときに使うモーターのことです。
ドリルで穴を開ける際に気をつけなくてはいけないのが、ドリルと骨との間に起こる摩擦熱です。ドリルの回転数を上げ過ぎると摩擦によってオーバーヒート状態となって骨組織が壊死してしまうことがあり、そうなると埋入したインプラントが骨と結合することはありません。
当院で採用しているインプラント用エンジンは低速回転と高トルクを維持したまま、摩擦熱が起きにくくするための注水装置を備えています。
外科手術用
マイクロモーター
インプランターは、インプラント用エンジンと同様、インプラント埋入手術の際に使います。
コンピューター制御により、適切な回転数に調整・維持したまま、治療を進められます。回転速度、注水量、トルクなどを、患者様それぞれの症例に合わせて自由に設定できるプログラム機能が搭載されています。
また、治療中に手でいろいろなところを触る回数を減らすために、フットペダルも装備しています。スピードコントロールの他、設定したプログラムの変更等も出来ます。
ノーベルガイド
外科用キット
あらかじめコンピューターが算出したインプラントの最適な埋入場所・角度をガイドしてくれるシステムです。
ノーベルガイドを使用したインプラント埋入手術を行う際に、患者様の骨質などに合わせて「ノーベルガイド外科用キット」を使い分けることで、より操作性が増すため、正確性を向上した歯科治療を患者様にご提供できるようになります。外科用キットやキットボックスはオートクレーブでの滅菌が可能です。
CAD / CAMシステム
セラミック製の義歯・詰め物などの設計と製作をコンピューター制御で行うシステムを搭載した機械です。セラミックで作るため、天然歯のような美しい見た目で、汚れが付きにくいというメリットがあります。また、陶磁器で出来ているので金属アレルギーの心配もありません。
歯型を取る必要も、歯科技工所に義歯の製作を依頼する必要もない為、時間も費用も抑えられるのが魅力です。さらに、1つの義歯・仮歯を作るのにかかる時間は約5分からと、とても速いので、お忙しい患者様にもピッタリです。
動的歯周組織診断装置
歯に動揺がないかどうかを調べる機器ですが、インプラント治療にも応用されています。インプラント埋入手術後、チタン製のインプラントと顎の骨が、オッセオインテグレーションを獲得しているかどうかを診ます。
当院で取り扱う機器では、患者様のお口の中に入ったり術者が触ったりするハンドピース部分は取り外し可能で滅菌消毒が簡単であること、仮に測定の仕方が不適当であった場合、誤った測定値を自動で取り消し、音声で警告する機能があります。
フェイスボウ・咬合器
顎関節と上顎の位置関係を立体的に記録し、患者様の歯列を再現します。咬合診断や咬み合わせの歪み治療にも役立ちます。