治療がおすすめ!
メリット
お口全体の噛み合わせや咬合力を左右する奥歯を失った場合、入れ歯やブリッジよりもインプラント治療をお勧めするのは、ほかの治療にはないメリットがあるからです。
01
天然歯と同じくらいの
噛む力
天然歯での噛む力を100%とすると、部分入れ歯では30~40%程度、ブリッジでは60%程度の力しか発揮できないと言われています。先にあるように、奥歯はお口全体の咬合力を左右するため、入れ歯やブリッジは全体的に噛む力が弱くなってしまいます。
対してインプラントは天然歯と同程度にまで噛む力が回復します。食事の楽しみを取り戻すだけでなく、グッと歯を食いしばれるようになるため、転ばないよう瞬間的に全身に力をこめることができます。
02
義歯が固定されている
インプラントは人工歯根を顎骨に埋入して人工歯を固定するため、よほどのことがない限り、入れ歯のように使用中に義歯がズレたり取れたりすることはありません。食事中に義歯がズレて痛い思いをしたり、取れそうになって慌てたりする心配もありません。
奥歯には噛み合わせの高さを決める重要な役割があります。人工歯が固定されていることで、噛み合わせのバランスが崩れにくくなります。また、インプラント治療後は定期的にメンテナンスを行います。このとき咬合調整を受けるので、正しい噛み合わせを維持できます。
03
顎骨が痩せるのを防げる
顎骨は刺激が与えられないと骨吸収が起きてしまいます。インプラント治療は食事や会話での刺激が、人工歯、人工歯根を通じて骨に伝わるので顎骨を維持できます。また、広がっていく骨吸収を未然に防ぐことで、周囲の歯を守ることにもつながります。
04
残っている歯を傷付けない
インプラント治療は人工歯根を直接顎骨に埋入し、人工歯を独立して支えるため、健康な残存歯を傷つけることなく歯の機能を取り戻せます。ブリッジや部分入れ歯は周囲の歯を義歯の支えにしているため、大きな負荷が残存歯にかかり、歯の寿命を短くしてしまいます。
注意点
奥歯の治療にインプラントをお勧めしてきましたが、実際に治療を決意する前にいくつかの注意点を知っておきましょう。良い面だけでなく、注意すべき点を理解したうえで治療を選択することが、満足いただける治療につながると考えています。
01
治療費が高額
インプラント治療は基本的に自費診療のため、保険が適用されません。保険適用の入れ歯やブリッジと比べると高額になります。
当院ではクレジットカードやデンタルローン、分割払い(無利子)など、1度のお支払い負担を軽減できるようなお支払い方法をご用意しています。お気軽に担当医を始め、スタッフへご相談ください。
02
別の治療が
必要になるケースも
インプラント治療は歯槽骨の高さや幅がある程度必要となります。特に奥歯のインプラントは大きな力がかかるので、十分な骨量が求められます。骨量不足と診断された場合、顎骨を増やす治療(骨造成術・骨移植)を行わなくてはいけません。
03
治療期間が長い
インプラントは2~6ヶ月程度と、入れ歯やブリッジに比べると治療期間が長いです。さらに、先に挙げた骨を増やす治療を行う場合は、そのぶん治療期間が延びてしまいます。
04
治療後も定期的な
通院が必要
患者様によって異なりますが、数ヶ月に1回程度の頻度でメンテナンスのご来院をお願いしています。インプラントをトラブルなく長期的に維持するためであり、治療保証を受ける条件でもあります。