アップル歯科
アップル歯科
 インプラントコラム
知っていただきたいインプラントの話

インプラントは保険診療でできる?

インプラントは自由診療しかない?

保険のインプラントはあるの?

インプラントは失った歯を天然歯に近い状態を取り戻すことができる治療ではありますが、自由診療になるため、治療費が高額になるというデメリットもあります。保険がきかないため、治療の選択肢として選びにくいという方も少なくないと思います。

しかしながら、症状によってはインプラント治療を保険適用で受けることができる場合があり、費用の負担を少なくできるのは大きなメリットになります。

インプラントを検討される時は、ご自身の症状でどのように診断がされるのか調べてみることをお勧めいたします。

インプラントが保険適用できる条件

image

インプラントの保険適用については、「広範囲顎骨支持型装置および広範囲顎骨支持型補綴の保険適用」として定められています。自由診療で行われているものとの混同や混乱を避ける目的で「インプラント」という文字は使われないのでやや分かりにくいですが「 広範囲顎骨支持型装置埋入手術」と呼ばれます。 それによると、保険の適用には以下の条件に当てはまる必要があります。

インプラントの保険適用の条件

  • 従来のブリッジや可撤性義歯(取り外し可能な入れ歯・顎堤形成後の可撤性義歯を含む)では咀嚼機能の回復が困難なものが対象。
  • 上顎の場合、病気や外傷によって連続した顎の3分の1程度が失われている、もしくは上顎洞や鼻腔と交通してしまっている症例。
  • 下顎の場合、病気や外傷によって連続した顎の3分の1程度の歯槽骨が失われている症例。
  • 先天性の疾患により歯肉部分の形成不全がある症例。
  • 先天性の疾患により連続した顎の3分の1程度の多数の歯が欠損している症例。

これらのような症状が認められる場合は、保険を適用してインプラントの治療が可能になります。つまり、一般的な虫歯や歯周病等で失われた歯の治療としてインプラントを保険適用にすることは出来ません。その分、不幸な事故に見舞われた場合や生まれつきの病気で歯を支える骨や歯そのものが無い場合は、保険を適用して治療することができるというわけです。

その他に、症状の他にも治療をしてもらう施設にも指定があり、どの歯科医院でも受けられるわけではありません。治療が可能な施設の条件は以下のようになっています。

保険のインプラント治療ができる施設の条件

  1. 歯科または歯科口腔外科を標榜している保険医療機関であること。
  2. 当該診療科に係る5年以上の経験および当該療養に係る3年以上の経験を有する常勤の歯科医師が2名以上配置されていること。
  3. 病院であること。
  4. 当直体制が整備されていること。
  5. 医療機器保守管理及び医薬品に係る安全確保のための体制が整備されていること。

以上の項目を満たしている必要があり、基本的には大学病院等の体制が整っている病院の口腔外科での治療となります。

もし一般の歯科医院でインプラントの保険適用が可能と判断された場合、対応の可能な施設への紹介状を書いてもらいましょう。

自由診療でも「医療費控除」で費用を軽くできます

やはり、一般的な症状でインプラント治療を選ぶ場合は高額になってしまうという懸念がありますが、「医療費控除」を利用することで負担を少なくすることができます。

医療費控除とは、自由診療を含む、咬み合わせや咀嚼機能などを改善するための医療費を一定額以上使った際、医療にかかった費用に応じて一定金額が還付金として返還される制度です。インプラントは基本的に医療費控除の対象となり、インプラントは1本30~50万円程度の費用になるので、1本からでも医療費控除を適用することができます。

あわせて読みたい

インプラントにするべきかお悩みの方へ

インプラント治療はいたずらに高額な治療というわけではなく、症状が認められた場合には保険が適用されるということと、そうでない場合でも「医療費控除」を利用することで負担を軽減できるという点があることがお分かりいただけたかと思います。

当院ではインプラントの治療の際は、しっかりとしたカウンセリングを行ったうえで治療に臨ませていただきます。お困りの際はお気軽にご来院ください。

アップル歯科
インプラントコラム
apple's implant
キーワード
keyword
新着記事
Recent Entries