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インプラント後に腫れが起こる
原因ってなに?
インプラント後に腫れが起こる原因ってなに?
インプラント手術のあとに、患部が腫れることがあります。
その場合、親知らずを抜歯したときと同じくらいの腫れになりますが、程度がひどいケースは何らかのトラブルが起きている可能性があります。どうして腫れてしまうのか、その原因といつまで続くのかをご紹介します。
インプラント術後の腫れは自然な反応
インプラント術後の腫れは自然な反応
転んでケガをしたあと、その部分が腫れて熱を持ったり、赤くなったりした経験はありませんか? これは傷付いた部分を修復するために血流を増やしたり、侵入した細菌と戦ったりすることで発生するものです。
身体の防衛反応として自然に起こることで、しばらくすると治まります。インプラント治療後に起きる腫れも同じ理由から起こるので、特に心配する必要はありません。
インプラントでひどい腫れが起きる原因

ひどく腫れて痛んだり、なかなか腫れが引かなかったりする場合は、他の原因が考えられます。トラブルが起きている可能性もあるので、少しでも違和感を覚えたら医院に相談しましょう。

細菌感染
細菌感染
インプラント後のひどい腫れは、細菌感染で起こることがあります。手術前に虫歯や歯周病を治療するのは、術中術後の感染リスクを抑えるためです。また、院内感染を防ぐために徹底した衛生管理が欠かせません。
当院では完全個室の専用オペ室があり、治療に使用する器具の洗浄・滅菌も行っています。さらに、可能な限り使い捨て製品を採用することで、院内感染対策を講じています。
埋入本数が多い
埋入本数が多い
インプラント治療は治療とはいえ、切開などで身体に傷をつけます。浅い傷よりも深い傷の方が、1本よりも複数のインプラントを埋入する方が、体の防衛反応は強く出ます。
そのため、インプラントの埋入本数が多いケースでは、大きく腫れてしまうことがあります。
骨造成を行った
骨造成を行った
埋入本数が多い場合と同様に、骨造成を行ったケースでも腫れは強く出ます。上顎の骨造成は広範囲に及ぶことがあるため、特にひどい腫れが起こってしまう場合があります。
インプラント周囲炎
インプラント周囲炎
インプラントは人工物なので虫歯になることはありません。しかし、天然歯のような防衛機構がないため、周囲の組織との間に細菌が侵入しやすい状態です。
術後のセルフケアが不十分だと、インプラント歯周炎という歯周病のような病気を発症してしまいます。
インプラントの腫れは何日続く?
インプラントの腫れは何日続く?
埋入手術から2~3日で腫れのピークを迎え、長くても1週間程度で落ち着きます。埋入本数が多かったり骨造成を行ったりした場合は、10日前後かかることもあります。
また、処方された抗生物質はきちんと飲むようにしてください。体内の細菌を除去して腫れが落ち着くのをサポートしてくれます。
インプラント術後で異変を感じたらすぐにご相談を
インプラント治療で起こる腫れは、処方された抗生物質を忘れず飲むことで徐々に落ち着いてきます。痛み止めを飲んでも効果がない、日を追うごとに症状が悪化する、いつまでも腫れが続く…といった場合は、トラブルが起こっている可能性が高いです。
異変を感じたらすぐに歯科医院へご相談ください。早めに相談することで再手術の必要なく対応できることもあります。