二次手術とは?
頭の重さは体重の約20%を占めており、上顎は頭を軽くするために空洞があるので、骨が柔らかいです。 そのため、インプラントが安定するまで5ヶ月程の治癒期間を設ける必要があります。
下顎は、上顎に比べて骨がしっかりしており、血流が豊富にあるため、骨と結合するのに平均で3ヶ月程度となります。早ければ、2ヶ月程で二次手術へと進める方もいらっしゃいます。
安定したオッセオインテグレーション(チタンと骨が直接結合すること)を得るために、2~5ヶ月程度の治癒期間を設けています。このオッセオインテグレーションとはチタンと骨が直接結合することを指し、インプラント治療で天然歯のような噛み心地を得られる理由です。
しっかり固定されたインプラントを得るためにも、チタンと骨が結合するための治癒期間を設けることが大切です
インプラント治療の術式には、1度の手術でインプラントの埋入から仮歯の装着までを行う1回法と、一次手術・二次手術を必要とする2回法とがあります。
1度の手術で済むので身体的負担が少なく、通院回数が減り治療期間の短縮につながります。しかし、量や質、厚みなど、骨の状態によっては術式が適応できません。また、細菌感染のリスクも2回法に比べると高くなるのがデメリットです。
手術を2回行うため、お身体や治療期間などへの負担が多くなってしまいます。しかし、骨が薄くなったり、骨移植・骨造成を行ったりした方には1回法よりも向いている術式です。さらに、インプラントと骨の結合を待つ間は歯茎を閉じるため、細菌感染を起こすリスクが低いメリットがあります。
1回法、2回法ともに、良い面と悪い面があり、患者様によっても向き不向きがあります。当院では、事前のカウンセリングや精密検査で、患者様に合った治療方法をご提案いたします。
精密な歯冠を作り装着します